時の旅・風の景 V

杉浦 誠 展

2014.10.11 (土) - 10.26 (日)



ロケットのカウントダウンと共に飛びたち
小さな飛行船の後ろをついてゆこう。
気球に乗ったあの男は、わたしの気配を感じるだろうか。
いつしか眼下には、荒涼とした原地にサーカスのテント小屋
雪の降りつもる家ではいま、夕餉の支度がはじまるところ。
誰もいない大地に降り立ち、しばし羽根を休めたら
氷の大地をシロクマの親子がゆくのを眺めよう。
ページを繰れば花が零れおちる不思議
突然、サルがぬっと顔を出しても驚かぬように。

国境も何もかも関係ない鳥。
その鳥の眼球にあなたの眼を据えて
芳しい木の香り漂う、ギャラリーという空へ。
翼を羽ばたかせ
時に遠くから見下ろし、時にはぐっと近寄り
ほら、ここからだって
四ツ葉のクローバーをみつけることができる。