thoughts #2

Veronika Dobers 展

2015.9.19 (土) - 10.4 (日)



希求の地まで導く
パイロットバード
あるいは、取り返しがつかぬほどに絡まり
身動きをとれなくもする

人は目にみえない、 かたちのない
「思い」にとらわれる
膜で覆い、かろうじて細胞をとりまとめている
このからだ、わたし
それでは 「思い」もまた、細胞たちの仕業なのか

秒針が時を刻む音
耳元から遠いところ
声がして振り返る
瞬間、するりとほどけ
心と呼ばれる虚数のような存在の
奥底に眠っていた
とうに、手放したと思い込んでいたものが動きだす

自分が自分でなくなるその時まで
薬とも刃ともなる「思い」 とともに
目を瞑るところから、旅をはじめる。

                  
江藤 莅夏


詩的に表現されています。意識下や心の内面を表現した「思考についての考察 「人間の存在」それが、ベロニカ・ドバーズのテーマです。特に、ここ数年は「考え・思考」を主題にしているといいます。「自然の象形」 と自然の一部でもある 「人間の思考」の類似に目を向けるベロニカ。今展では、ガラス絵やドローイング、シルクスクリーンといった表現方法により、さまざな個性や考え方がユーモラスにまた深刻に、時に」、ぜひ足をお運びください。