
“壁と待つ”小栗 沙弥子 展
2022.3.19 (土) - 2022.4.10 (日)
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かつて日本画を学んでいたが現在、絵は描いていない。もちろん描くことは好きなのだが、素材の道理に自分を時間を合わせなければならない、単にそれを楽しめるタイプではなかったからだ。以来、菓子の包み紙や服のタグ、人から貰ったメモであったり、街中で拾った紙くず……専門的な“遠くにあるもの”ではなく、身の回りで見つかる“近しいもの”を素材にしてきた。道具にしても、キャンバスの木枠を彫り込んだ 〈飾り〉も彫刻刀ではなく極普通のカッターで削り出しているそうだ。 ![]()
"飾り" 2021 h.395×w.300×d.17mm |