2024.5.11 - 2024.5.26
13:00 - 20:00
背中合わせに組まれた二脚の椅子
くしゃくしゃに丸めたコピー用紙
3×4×5センチメートルに切った木端
時計に描いた絵画と秒針の音
盲牌でケースに戻した144個
形は定まっておらず
外的要因で変わる
感覚、偶然、選択、判断
わずかな天秤の振れで決まった姿
心にざわつきが広がり
不安に支配されぬよう
わざと無感覚を装いもする
本当に麻痺しているのは
国か他人か自身か地球か
しかしそれは初期衝動
思考への誘いでもあり
普遍の海へ漕ぎ出す小舟
オールを手にしているのは
あなたであり、わたし
どこからが物質で、どこからが空間か
境界を探る行為を崩壊させ、彫刻を解体する
略歴 | |
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1983 | 岐阜県 土岐市生まれ |
2007 | 名古屋芸術大学 美術学部 造形科 卒業 |
2009 | 愛知県立芸術大学大学院 美術研究科 彫刻領域 修了 |
2012 | 愛知県立芸術大学大学院 博士後期課程 彫刻領域 単位取得退学 |
個展 | |
2020 | 警鐘 –Warning–/L gallery/名古屋 |
2018 | 行為と思索 –action and contemplation-/L gallery/名古屋 |
2015 | Shift Cube vol.33 丹羽康博展/文化フォーラム春日井/春日井 |
2014 | APMoA Project, ARCH vol.10 丹羽康博『詩としての行為』/愛知県美術館/名古屋 空間概念 -Concetto spaziale-/L gallery/名古屋 Receptor/GALLERY CAPTION/岐阜 |
2011 | Sculpture as poetry –詩としての彫刻–/L gallery/名古屋 recuerdo/cafe CAWA/春日井 |
2010 | Life/川端の家/常滑 私は波打際で“迷宮の壁”のかけらをみつけた/常滑屋/常滑 |
グループ展 | |
2017 | collection/selection:08/GALLERY CAPTION/岐阜 |
2016 | 人が大地と出会うとき/愛知県陶磁美術館/瀬戸 |
2015 | 藤本由紀夫×丹羽康博「台本は書かれた」/GALLERY CAPTION/岐阜 collection/selection:06/GALLERY CAPTION/岐阜 |
2014 | 韻 –sound of the words/GALLERY CAPTION/岐阜 余韻/GALLERY CAPTION front/岐阜 |
2013 | The book as ART/L gallery/名古屋 愛岐トンネル群・アートプロジェクト2013 荒野ノヒカリ/愛岐トンネル群/春日井 |
2012 | ファン・デ・ナゴヤ美術展2012 緘黙する景色/市民ギャラリー矢田/名古屋 |
2011 | AICHI GENE –some floating affairs–/愛知県立芸術大学、清洲市はるひ美術館、豊田市美術館 |
2010 | サテライト スープ/ L gallery/名古屋 LEXHIBITION/L gallery/名古屋 exhibition -Seitai-『生態』/古民家ほとぎの家・ざわざわ/長久手 |