記憶の成層圏VIII

国島 征二 展


2020.7.23 (木) - 2020.8.16 (日)
13:00 - 20:00 

作家在廊日
7/23(木・祝)、24(金・祝)、25(土)、26(日)
8/16(日)



"Untitled 20-1" 黒ミカゲ石、白ミカゲ石、ブロンズ、鉛 40 x 15.5 x 33cm 2020

"Staking Stone 2020-A" 
黒ミカゲ石、ブロンズ、鉛 
28 x 14 x 27.5cm 2020




 

"Wrapped Memory - Book & Spoon 2019" ミクストメディア 19 x 25 x 6cm 2019



 6月半ばを過ぎても朝晩は、暖炉に火を入れようかと思うほど山は冷えるそうだ。「行きつけの飲み屋もすべて自粛、専ら家呑みですよ」とこの数ヶ月を振り返り苦笑った。
 当時、まちは暗く、車も人も少なく閑散としていた。だが、鳥の囀り、樹々のざわめき、動物の気配、夜が来れば元より真闇…山は何も変わらない。人との接点も絶え、ステイホームのストレスと有り余った時間は、そのまま制作へのエネルギーに転換された。
 これまでも、作品と向き合うことが即ち生きることという道を歩んできたが、この3月以降、特に勢いが増した。雨でなければ朝6時ごろから、昼に休憩をはさみ夕方、陰り出すまで外で仕事を続ける。
 「戦争、大地震、台風、大きな災いに直面してきたが、今回は、ありとあらゆる場所で、生きていくための手段が変わってしまったと感じている。その一方、〝人間〟でありたいという基本的な姿勢は変わらない」。それは、信念を貫き生きる〝人間〟でありたい、ということだろう。
 「こういう状況下にあっても、我々のやっていることは必要なのではないかと考えています」と国島征二。観る者に刺激を与える作品をつくり続けてきた人だ。こんな時代だからこそ直接、作品と対峙し、質感や存在感をリアルに受け止めて欲しい。









上 /  "Wrapped Memory - 文字の集積 (C) 2019" 部分 ミクストメディア 34.5 x 30 x 7cm 2019 

↑TOP