病に倒れ生死を彷徨いながらも
ひたすら陽を求めて外に出ては
目を瞑って光を浴びていた、ロコ
まるで光合成をするように
そして奇跡的に命をつなぎとめた
とどまる命と、とぎれた命
連なる、近しい者との別れ
手を差し伸べてくれたのは
太陽や空や海、庭にいる動植物たち
身の回りの「自然」だった
そう、人間を含めこの世のイキモノは
すべて自然と一体なのだと知る
死すらもまた
海岸に打ち捨てられたゴミは
波にさらわれ海の中を漂い
いずれ海底に沈んでいく
排出されることも
土に還ることも許されず
ただただ蓄積していく
深い海底に沈む光景を想像する
取り囲むイキモノたちと
言葉なくして会話を交わし
身体の内には海を住まわせて
海底の庭に想いを馳せる
時折、不廃物を取りだし果とする
ほんの少し健やかさを取り戻すために




