2025.11.22 - 2025.12.7
13:00 - 20:00
これまでは「祝われることのなかった子どもが、大人になり自らの手で祝う儀式を繰り返してきた。禁じられた祝福を自身に与え赦しを獲得しているのだ」 と植松ゆりか。 「今回、等身で扱える大きさで過去を見つめ直したい。 大きすぎた痛みを手のひらの寓話にし、自分で癒せるサイズに変換するために」 と続けた。
小さな傷も重なれば大きな痛みとなり、ゆっくりと時間をかけて蝕むだろう。「密やかな手元の操作」で浄化の果ての 「残りかす」 や 「かけら」 たちと向き合う。 静かに触れるとそれら小さな破片たちが動き出す。 欠損すら、どうしても消しようのない身体の一部、 痕跡なのだから。
祝福と痛みが共存する瞬間、祝祭の残響、 手の中に残った欠片を昏い森の中、菓子の標の代わりぽたりぽたり落としてゆく。 それは過去を消し去るためではなく、 地続きの今、そしてその先へと向かうための新しい道筋。 自らを赦し、祝福する者へと変われるように。
| 略歴 | |
|---|---|
| 2011 | 名古屋造形大学 造形学部 美術学科 総合造形コース 卒業 |
| 2017 | 愛知県立窯業高等技術専門校 卒業 |
| 個展 | |
| 2025 | 野外展示「ほふる庭園」/内村七生 工房 庭園/瀬戸 |
| 2024 | HINATAICHI特別展示/バーにどね/名古屋 |
| 2023 | Strange Harvest/L gallery/名古屋 個展 ほふる園 豊かな贄/ギャラリー風我/長野 |
| 2021 | CUT & PASTE 巡回企画展「ほふる園」HOHURU−SONO/ Maebashi Works(前橋)、Art Spot Korin(京都)、金沢アートグミ(金沢) Rabbit hole/L gallery/名古屋 |
| 2020 | STRAY GEEP/Art Space & Cafe Barrack/瀬戸 |
| 2019 | Harmageddon/ギャラリーNUMO/名古屋 |
| 2013 | Revival/スペースプリズム/名古屋 |
| グループ展 | |
| 2025 | ブレイクタイム/喫茶NISSIN/瀬戸 ART× 茶室 タネリ庵/タネリスタジオ/瀬戸 瀬戸現代美術展 2025/尾張東地方卸売市場/瀬戸 瀬戸現代美術展2025プレエキシビション “greens”/サテライトギャラリーSA・KURA/名古屋 星月夜 2025 part-2/L gallery/名古屋 |
| 2024 | Funny boneと移動する日常/茨木市福祉文化会館(オークシアター)/大阪 MEMBER'S SHOW 2024/タネリスタジオ/瀬戸 みのかもannual2024 -でもそこに自分はいる-/美濃加茂市民ミュージアム/美濃加茂 ひらいて、むすんで/岡崎市美術博物館/岡崎 人間という嘘/愛知淑徳大学長久手キャンパス/長久手 |
| 2023 | Halloween project exhibition SKELETON/TANERI GALLERY/瀬戸 A LITTLE TEA PARTY /TANERI GALLERY/瀬戸 岡谷シルク アーティスト・イン・レジデンス展/イルフ童画館/長野 |
| 2022 | Lifting The Lid Ⅱ/Oriel Y Bont, University of South Wales/Aberystwyth(UK) 瀬戸現代美術展2022/菱野団地各所/瀬戸 みのかもannual 2022 -Forest Labo-/ 美濃加茂市民ミュージアム/美濃加茂 MENBERS EXHIBITION/TANERI gallery/瀬戸 |
| 2021 | みのかもannual2021 -Forest Labo-/美濃加茂市民ミュージアム/美濃加茂 |
| 2020 | 星月夜 -ほしづくよ- /L gallery/名古屋 なんだかうれしい!2020/愛知県児童総合センター/長久手 RECEPTOR/レセプター/masayoshi suzuki gallery/岡崎 富士山展3.0 -冨嶽二〇二〇景-/Art Space & Cafe Barrack/瀬戸 |